おいしいワインとの出逢い
2019年11月のハワイ旅行。
『SAFEWAY』に買いものに行きました。
SAFEWAYは品揃えがとても豊富なスーパーです。
目的もなく ただぶらぶらと眺めているだけでも楽しいお店ですので、ハワイに行った際は外せないスーパーになっています。
ワイン売場で物色中の夫。店員さんに声をかけられ、
「このワインおいしいゎよ~。お値段以上!」
と、おススメされたのがこちらのワイン。
ハートフォード・コート・ロシアン・リヴァー・ヴァレー(2017年)シャルドネ
Hartford Court Russian River Valley(Chardonnay)
カリフォルニアワイン(白)です。
お値段、1本$28程でした。
その店員さん曰く、「$50くらいのワインと比べても遜色ない」とのこと。
せっかくおススメしていただいたので、試してみようということになりました。
ホテルに戻り、夕食と共にさっそくいただきました。
「あ~、おいしい。飲みやすいね」
普段アルコールをほとんどいただかない私でもワイングラスを空けてしまうほどでした。
さっぱりとしてフルーティ。すーっと入っていく感じです。(飲めない人の解説なのでとても薄っぺらいです。ごめんなさい)
楽天のサイトでは『 濃厚な果実、そしてバランスとエレガンスをうまく表す複雑性』と書かれていました。とても素敵な表現ですね。
美味しかったのは間違いない、これを自宅に買っていこう、ということになりました。
後日再度SAFEWAYへ
ふたたびSAFEWAYを訪れ、他のワインも含めて1ダース(12本)のワインをお持ち帰りすることになりました。
左端がハートフォード・コート・ロシアン・リヴァー・ヴァレー(2017年)シャルドネ。
こちらを9本とその他の3種を各1本で合計12本。
ワインを入れて持ち帰る段ボール箱はSAFEWAYでいただくことができました。
ワイン専用の12本入りの箱でしたので、それに合わせて合計12本購入しました。
箱には仕切板が入っていますので、余程手荒に扱わなければ大丈夫とは思いますが、念のため緩衝材等も使って梱包しました。
海外旅行の際は、ワインを持ち帰るために緩衝材等それなりの準備をして出かけている我が家です。
いつもは買っても2~3本程度。今回のように大量に購入したのは初めてです。
ワインと共に帰国
帰国の日になりました。おいしいワインを日本へ持ち帰ります。
空港のチェックインカウンターで他の荷物とともにワインを預けます。(ワインは液体物ですので、機内持ち込みはできません)
ワインの入った段ボール箱は、航空会社の専用ボックスに入れて下さいました。この状態で日本へ運ばれます。
段ボールそのままで運ばれると思っていましたので、丁寧に扱っていただけることに安心しました。
ここからは万が一割れても自己責任です。割れることも覚悟の上で持ち帰ります。
「到着地の羽田空港でこの状態でターンテーブルから出てきます。確認のためどうぞ写真を撮ってくださって結構ですよ。」とのことでしたので、ありがたくパチリと。
さぁ、羽田へ向けて離陸します。無事にワインは到着するかしら。
免税範囲を超えた場合の手続き方法
さて、ここで海外旅行に出かけた際の酒類の免税範囲について
海外旅行者の酒類の免税範囲は?
酒類の免税範囲は
【3本】です。
※個人的に使用すると認められるものに限り免税となります。
※未成年者は酒類の免税はありません。
子供さんの分もカウントして3本×5人=15本を免税で持ち帰ることはできません。
大人2人分の3本×2=6本分が免税、残りの9本は課税となります。
今回は、2人で12本のワインを持ち帰りますので、6本が免税、残りの6本が課税となります。
『携帯品・別送品申告書』の記入
機内で配られる『携帯品・別送品申告書』に必要事項を記入します。
申告書は、1家族1枚です。
搭乗便や氏名パスポート番号等を記入し、免税範囲を超える場合は1.③「はい」に✔チェックします。
免税範囲を超える場合はB面も記入します。
持ち込んだワインの本数『12』を記入します。
空港到着後の手続き
空港に到着してからの流れ
検疫審査・入国審査・動物,植物検疫を終えて、ターンテーブルから預けた荷物(スーツケース等)を受け取ります。
ターンテーブルに到着して荷物をピックアップしようとしたら、ワインはターンテーブル近くの別の場所で保管されていました。おそらく取り扱い注意の品物はターンテーブルからではなく、別ルートで大切に取り扱われて出てきたものと思われます。
スーツケース等も受け取り、税関検査場で手続きをします。
税関検査場にはカウンターが2種類あります。
- 緑の検査カウンター⇒免税範囲を超えていないとき
- 赤の検査カウンター⇒免税範囲を超えたとき
赤のカウンターに行き、購入したワインの本数を申告すると、税関の職員が税額の計算をして下さいます。
「2人で12本のワインです。」
こんな感じで伝えました。
かかった税金はなんと!
「では、この用紙であちらのカウンターで支払い手続きをして下さい」
と言われ、渡された納税告知書
『課税分6本で800円』
えっ、これだけ?
もっと徴収されるものと思っていました。
ちょっと拍子抜けした気持ちです。
酒類の税率
免税の範囲を超える携帯品又は別送品に対しては、簡易迅速な課税処理をするために設けられた簡易な税率が適用されます。(税関HPより)
ワインの税率は200円/リットルです。
持ち帰ったワインは1本あたり750mlでしたので、
750ml×課税分6本=4.5リットル
4.5リットル×200円=900円
あれっ?(・・?
納付書は800円でしたので、ちょっと違いますね。
そこで、先ほどの『携帯品・別送品申告書』B面を確認してみたところ
『760mlを1本換算』とする。
とありました。
換算とありますので
ということは、
総量で計算かしら。
免税分:760ml×3本×2人分=4,560ml
ワイン総量:750ml×12本=9,000ml
9,000ml(ワイン総量)- 4,560ml(免税分)= 4,440ml⇒ 4.44リットル(課税分)
課税金額:4.44リットル × 200円/リットル=888円
合計額の100円未満は切り捨てだそうなので、
888円=800円
納付金額800円ですので、この計算でよさそうですね。
さて、お支払いです。
納付書を持って、税関検査場の一角にある銀行(みずほ銀行でした)で支払います。
銀行の窓口は他に誰もいませんでしたので、すぐに800円お支払いして手続き終了です。
1本当たり133円ほどの税金です。
これまで税金はたくさん徴収されると勝手に思い込み、免税範囲内でお酒を購入していましたが、この税金でしたらあまり気にする必要はなさそうですね。
今回大量購入したワインは1本$28ほど。
そして、日本で同じワインを購入すると6,000円。
130円ちょっとの税金を払って$28で購入した方がずーっとお得ということがわかりました。
SAFEWAYはワインを複数購入すると割引されるメリットもありますので、まとめて買って一層お得に。
よいことを知ってしまったので、これからの旅行はきっとワインを気兼ねなく買ってくることになるのだろうなぁ~、と思います。
ワインは無事?
おかげさまでワインはすべて壊れることなく無事に我が家へたどり着きました。
ただ、今回ももれなくTSAのチェックがかかっていました。
お酒類はTSAのチェックがかかりやすいような気がしています。
銘柄チェックでもしているのでしょうか…(そんな訳ありませんね)