旅を終えて
ゴールデンウィークにドイツのノイシュヴァンシュタイン城に行ってきました。
ノイシュヴァンシュタイン城は、カリフォルニア・ディズニーランドにある眠れる森の美女城のモデルとなったお城と言われています。そのノイシュヴァンシュタイン城を見ることができたので、今度は眠れる森の美女城を見てみたいね、ということで今回の旅となりまりました。
サンフランシスコ・ロサンゼルスは私達にとって初めての場所です。
今回もすべて個人手配の旅。いろいろありましたが、思い出に残る旅となりました。
気 候
サンフランシスコ・ロサンゼルスのあるカリフォルニア州はアメリカの西海岸にあります。
州の面積は424,000k㎡、日本の面積が378,000k㎡ですので、日本よりも大きな州です。
サンフランシスコとロサンゼルスは600kmほど離れています。北に位置するサンフランシスコの方が当然ですが気温は低いです。
東京からは、北は青森県、西は広島県が600㎞の距離になります。日本の位置で考えるとどのくらい離れているのかがイメージできますね。
「アメリカ西海岸はカラッとしているよ」と友人から聞いていましたが、本当にその通りでした。
夏の暑い時でも湿度が低いので、とても過ごしやすかったです。
サンフランシスコでは曇りがちだったため気温がそれほど上がらず、日中はカーディガンを羽織っていました。
晴れると日差しがとても強いのですが、風が冷たいので いつの間にか日焼けをしているという状態になります。肌が焼けても風で冷やされて日焼けの感覚がないうちに肌が真っ赤になってしまうようです。
治安
今回行く際に気になったのは、ロサンゼルスのディズニーランド周辺の夜の状況です。
ホテルとパーク間を安全に歩くことができる環境かどうかが気になりました。行ってみると、思っていたよりも人通りは多かったです。
街灯などの夜間照明もしっかりあり、歩道も整備されていました。
怪しい雰囲気の場所もありませんでしたので、大通りを歩いている分には危険を感じるようなことはありませんでした。
一方エンジェルスタジアムに行く際は、バスを降りてから球場までの道のりは人通りがほとんどないため、夜間は注意した方がよいと思いました。
あると便利なもの
夏は日差しがとても強いので
日中はほとんどの人がサングラスをしていました。
ディズニーランドでは小さなお子さんに日焼け止めクリームを塗っている姿をよく目にしました。
日差しが強く、乾燥しているので、リップクリームもあると安心です。
夏場でも夜間になると想像以上に冷えます。
厚手の長袖は持参しなかったため、家族用のお土産に長袖のパーカーを購入し、現地ではそれを拝借しておりました。笑
こちらはサンフランシスコ空港でバスを待っている時の画像です。手前の人達はしっかりと長袖を着ています。スウェット地のパーカーでも暑すぎることはありません。夏の時期ですが、それほど冷えます。私達はそこまでの準備をしていなかったため、この時は正直寒かったです。国際空港ですのでいろんな所から来られているため、半袖やノースリーブの人もいましたが、寒そうでした。なかにはブランケットを被っている人もいました。
荷物にはなりますが、パーカーやトレーナーがあると安心でしょう。
出発前に体調不良
ちょっと汚い話になりますが…
今回の旅は出発の1ヶ月ほど前からお腹の調子に不安を抱え、体調を崩したままでの出発でした。(ストレートに言うと下痢が止まらなかったのです)
精神的にいろいろあった時期で、それがお腹の調子に影響しているのは自分でも感じていましたが、旅行まで時間があるのでいずれ治まるでしょう、と のんきに構えていました。
ところが1週間後に旅行を控えた時点でもまったく治まる気配がありません。このままではまずいなぁ、と思いつつも日にちが過ぎ、3日前になっても止まらなかったため、ようやく病院へ行きました。(ちょっと遅すぎですね)
10時間のフライト、万が一シートベルト着用サインの時にお手洗いに行きたくなったらどうしよう、さすがにこのままでは旅行に行くことはできない、と思いました。
先生の診断によるとストレス性の下痢とのこと、整腸剤と下痢止めをいただきました。
「長時間飛行機に乗るのですが、お薬はいつ飲めばいいですか?」
「乗る30分~1時間前に飲んで下さい」
「10時間くらい乗るのですが大丈夫でしょうか?」
「腸の動きを抑える薬なので、大丈夫でしょう」
先生の大丈夫の言葉で少し安心することができました。
実は人生初の下痢止めでした。
出発前に実際に飲んでみて止まることを確認し、旅行当日を迎えました。
飛行機に乗る際、そして旅行前半のサンフランシスコ滞在中はこの薬のお世話になりました。
初めて訪れる地でお手洗いを探すのはなかなか大変です。急を要する事態になった時にすぐにお手洗いが見つからないと困るので、薬が手放せませんでした。
旅行でストレスから解放されたのでしょうか、ロサンゼルスに移動した頃からスーッとお腹の調子が落ち着いてきました。
それにしても下痢止めの威力、凄いですね。薬を飲むと本当にピタッと止まりました。
怪我をした
そして、そんな体調で体力・集中力が落ちていたためでしょうか、サンフランシスコで右腕を怪我してしまいました。
サンフランシスコでサイクリングをした際に転んでしまったのです。転んだというより飛んだ、という方が正しいかもしれません。
通りの車の通行に気を取られて、前方確認がおろそかになり、気がついた時には前を走っていた夫の自転車にぶつかりそうになり慌てて急ブレーキをかけたところ、タイヤがロックして自分のカラダが前方にダイブしてしまいました。
ヘルメットを着用していたおかげで大きな怪我にはなりませんでしたが、右腕から鎖骨にかけて打撲状態になり、痛みで右手が使えなくなってしまいました。
レンタサイクルの自転車のブレーキが左右逆で、左ブレーキをかけると日本では後輪のブレーキですが、借りた自転車の左ブレーキは前輪のブレーキでした。理解して乗車したつもりでしたが、咄嗟に急ブレーキをかけた時に左手を強く握ってしまい、前輪のタイヤがロックしてしまったようです。
みなさんサンフランシスコで自転車に乗る際はお気をつけ下さいね。
この怪我の影響で、予約していたレストランをキャンセルすることになりました。楽しみにしていたお店だったのでとても残念でした。いつかリベンジできたらいいな、と思います。
また、数日間右手が使えず振動や衝撃に耐えられる状況ではなかったため、ディズニーランドでは激しいライドに乗ることはできませんでした。(泣)こちらもいつかまた行くことができるかしら。
サンフランシスコからロサンゼルスへ移動する際は、右手がまったく使えない状態でした。三角巾で吊っていたら楽になるかも、と思うくらい痛みが酷い状態でした。
そのような状態で、空港でのセキュリティチェック。バンザイをしてスキャンするあの機械に入った時に、右手をまったく上げることができず、左手で右手首を持ち、手を上にあげようとしたところ、さっと係の人が来てくれました。手が上がらないことに気づいて別のゲートへ案内して下さったのです。
日本でセキュリティチェックを受けるのと同じタイプのゲートを通過し、その後指先をティッシュのような紙で拭きとり、検査機にかけて(爆発物チェックだと思います)OKが出たので無事保安検査終了。
障がいを持つ人に対してごく当たり前のこととして対応して下さるその精神は、さすがアメリカだなぁ、と思いました。この他にもいろんな人に手を貸していただき、現地の人の温かさを感じる旅となりました。
帰国してからもしばらくは痛みがありましたが、1ヶ月ほどで怪我は回復しました。
おいしいもの
お腹の調子が不安定なため、今回の旅は食に関してはあまり楽しむことができませんでした。
そんな中でおいしかったと思ったものは
ヘルメットナチョス
ロサンゼルス・エンジェルスの本拠地、エンジェル・スタジアムでいただいたヘルメットナチョスです。
これはおススメです。エンジェル・スタジアムへ行かれる際は是非召し上がって下さいね。
エンジェル・スタジアム 大谷選手ボブルヘッド ヘルメット・ナチョス ヘルメット・サンデー 盛り沢山のナイター観戦
両替(小銭)
旅行で使う費用は、ほとんどクレジットカードで支払います。
現金を使うのは、チップと軽食、そしてバス代程度。
市バスに乗車する際はおつりが出ませんので、ピッタリのお金を用意する必要があります。1ドル札などの細かいお金がたくさん必要です。
バスは片道$2、2人で$4です。小銭が不足で5ドル札しかなかった場合は、おつりはもらえません。払わなくてもよい1ドルを払わなければならないという状態になります。10ドル札になると$6も寄付です。
カード払いが多いと、現金を使わないので当然小銭も増えません。現地で困らないよう、両替の際に1ドル札をたくさんいただきたいのですが、制限があるようで希望通りの枚数をもらうことはできません。本当は1ドル札を50枚くらい欲しい気持ちですが。
そんななかでも空港の両替所は比較的1ドル札を多く入れて下さいます。そのため我が家は毎回出国の際に空港で両替をしています。
今回の旅はサフランシスコ・ロサンゼルス共にホテルにコインランドリーがあり、何度か洗濯をしました。旅先で洗濯ができるのはとても便利です。持参する洋服を減らすこともできます。(今回のように怪我で汚れた衣服を洗濯することもできます。汗)
コインランドリーには25セント硬貨を使用します。1度に16枚の硬貨が必要でした。(洗濯・乾燥共に8枚ずつ)
コインランドリーで使用する硬貨はフロントで両替をしてもらうことができます。
今回、ロサンゼルスのホテルで両替をお願いしたところ、渡されたのがこちら
巻紙のままの25¢硬貨1本分ドーン
思わず笑ってしまいました。ダイナミックなアメリカ、大好きです。
25セント硬貨はコレクションしているものもあるので、1本でいただけたのは我が家にとってはありがたいことでした。
旅のマグネット
新しい旅先で必ず購入するマグネット。この旅では5つのマグネットが増えました。
上段 サンフランシスコ・サンタモニカ・ロサンゼルス
下段 エンジェルスタジアム・ディズニーランド
以上で、2019年 7月 サンフランシスコ・ロサンゼルスの旅行記は終了です。