車で走っていたら、トウモロコシ畑の直売所でベビーコーンを見かけました。この時期限定の旬の野菜です。早速購入し、夕食の一品にしてみました。
ベビーコーンとは
ベビーコーンはその名の通りとうもろこしの赤ちゃんです。ヤングコーンとも言いますね。
トウモロコシは、1本の株から収穫できるトウモロコシは基本1つ。枝の1番上のトウモロコシを残して他のトウモロコシは早いうちに摘果(てきか)します。1株から複数のトウモロコシにしてしまうと養分が分散され、小さなトウモロコシとなってしまうので、栄養を集中させるため、1本を残して早いうちに摘み取ってしまうのです。
よく見かけるこのようなイラストは、トウモロコシが1本の株からいくつも収穫できると思ってしまいますが、本来は1つのみ。イラスト的には1つのトウモロコシではちょっとさびしいので難しいところですが。
1本の株から2つのトウモロコシを収穫する場合もあるそうです。多少小さくても本数を収穫したい場合は2本。3本は厳しいそうです。
1本の株からトウモロコシは1つしか採れない、と聞くとトウモロコシがとても貴重なものに感じます。
話は戻って…
摘み取った小さなトウモロコシがベビーコーンです。
ちょうど今が摘果の時期だったようで、皮付きのままのベビーコーンが販売されていました。
数年前にディズニーランドのレストランでコース料理の1品に、このベビーコーンのグリルが提供されたことがあります。皮付きのままグリルされ、こんがり焦げ目のついたベビーコーン。外皮をはがすと中からホカホカふっくらとしたベビーコーンが現れました。
「ひげの部分も召し上がれますのでご一緒にどうぞ」と言われ、「ひげって食べられるのね~」と驚きつつ、岩塩でいただいたように記憶しています。(ちょっと記憶が定かではないのですが)
こういういただき方があったのね~、と感動したことを覚えています。
その後、このような皮付きのベビーコーンにお目にかかることはなかったので、あの時のお料理はなかなかいただくことができない貴重なものだったのね、と思っていました。
そして、今回思わずやってきたこの機会、新鮮なベビーコーンであの時のお料理に挑戦です。
ベビーコーンのグリル焼き
外皮を2~3枚剥がして、葉の部分を切り取りました。
ひげは適当にカット。皮の中にもひげの部分はかなりありますので、もっとカットしてもよいかもしれません。
ひげをカットしたら、さっと洗います。
ひげの部分にアルミホイルを巻いて魚焼きグリルへセット
中火で10分程焼きます。(火加減はそれぞれのご家庭のコンロに合わせて)
その後、外皮の焦げ具合を見ながらこんがりと焼きます。
外皮は剥がしていただくので、もっと焦げていても大丈夫です。
採れたてのベビーコーンですので、生のままいただいてもよいくらいです。家庭で調理される場合は焼き加減はあまり神経質にならなくても大丈夫。
採れたて野菜の香りとトウモロコシの甘味、そしてシャキッとした食感を味わうことができました。
オリーブオイルと塩を少し振っていただくのがおススメです。
その他にも
天ぷら
天ぷらでいただいてもおいしいです。1本ずつ揚げたものと1㎝くらいにカットしてかき揚げにしたものを作ってみました。
フリッター
ホットケーキミックスで揚げてみました。生地の甘みが強くてベビーコーンの良さが消されてしまいました。汗
ピラフ
ベビーコーンを5㎜~1㎝にカットし、ベーコンとタマネギと共にピラフにしてみました。パルメザンチーズを少々かけていただきました。
ベビーコーンの収穫(摘果)の期間は短く、直売所の方が「ベビーコーンはもう終わりだよ」と。
次は来年までのお楽しみです。
トウモロコシも購入
一緒に大きなトウモロコシも買ってきました。(あっという間に食べてしまい、写真撮るのを忘れたのでイラストで)
トウモロコシは時間との戦いだそうです。収穫してから茹でる(蒸す・レンジでチンする)までの時間が短ければ短いほどおいしいトウモロコシがいただけると。
畑で収穫したばかりのトウモロコシを帰宅してすぐにいただいたら、今までにないくらいとても甘い美味しいトウモロコシでした。
やみつきになりそうです。