チェックインの手続きを終え、渡された搭乗券を見ると
「あっ・・・」
「SSSS」の文字が・・・
ついに選ばれし者になってしまいました。
「SSSS」とは Secondary Security Screening Selection の略で
二次的なセキュリティ検査に選択されましたよ、ということですね。
通常の保安検査とは別に改めてセキュリティチェックを受ける、というものです。
安全を保障できるように更に検査しますよ、という感じでしょうか。
これにはある一定の要件の人の他、ランダムに選ばれた人が対象となるようです。
一定の要件 とは、要注意人物でマークされている等、のようです。
今回に関してはランダムに選ばれたということだと思います。たぶん。
さて、この検査はどのように行われるか、実際の体験をもとにご案内します。
記憶があいまいなところもあるので
こんな感じかな、くらいでご理解いただけるとありがたいです。
検査は搭乗ゲートを通過してから行われます。
いよいよ飛行機に乗りますよ、の時です。
通常と同様に搭乗ゲートに搭乗券をスキャンさせ通過します。
すると、チャイム音がなります。
ゲートスタッフが搭乗券を確認し、別の係員を呼びます。
やってきた係員にセキュリティチェックの対象であることを告げられ
検査場所へ案内されます。
この時「セキュリティチェックにご協力下さい」という感じで言われたと思います。
検査場所はこの青の矢印の場所です。
搭乗ゲート突き当りのパーテーションで区切られたこじんまりとしたブースです。
ブースへ行くと既に2名の方が検査を受けていました。
4~5脚あるパイプ椅子に座って順番を待ちます。
検査の様子を見ていると、何やらティッシュのような小さい紙であちこち拭かれていました。
その後、その紙をPCのような機械にかけてチェックしていました。
「何調べているんだろう?、麻薬とか?」と想像を膨らませていたら、順番がきてしまいました。
検査場所には長机とパイプ椅子、パイプ椅子の下はマットが敷いてありました。
長机の上に持っていたカバンを置くように言われました。
そして、椅子に座り、靴を脱いで下さいと言われました。
例のティッシュのような紙で靴を拭いていました。(足も拭かれたかも)
その次に靴を履き、立ち上がってボディチェックをされました。
手などを紙で拭き、(他どこを拭かれたかよく覚えていません)
その後カバンをチェック。カバンも紙であちこち拭いて・・・
ティッシュのような紙であちこちありとあらゆるものを拭いた、という感じでした。
一通り拭き終えるとその紙を検査機器にかけて
「はい、結構です(異常なし)」
検査終了です。時間にして3分位でしょうか。
全体を通して検査員の方は丁寧な対応をして下さいましたので
負担なく終わることができました。
機内への通路越しに検査しているところが見えるようで
出てきたら、夫がにやにやと笑っていました。
先に乗っててね、と言ったのに見物していたようです。
後でティッシュのようなものについて調べてみたところ
爆発物検査装置にかけていた模様です。
麻薬ではなくて火薬を調べていたんですね。
検査が終わった時には、検査待ちの人が2人いましたので
検査される人は思ったよりいるのだな、という感じがしました。
いい経験をしました。