2020年最初の旅は、学生時代の友人とふたりで青春18きっぷで日帰り旅行です。
青春18きっぷとは
『青春18きっぷ』は日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席などに自由に乗り降りができる切符です。いわゆる各駅停車の旅、ですね。新幹線等の特急列車には使用することはできません。
『青春18きっぷ』とは言いますが、年齢に関係なく誰でも利用することができます。
時間に余裕のある人には、ゆっくり列車の旅を楽しみながら全国各地さまざまな場所へ行くことができるとても魅力的な切符です。
料金は12,050円。
1枚の切符で5回分の乗車ができます。1人で5回使うのもよし、グループで使うのもよし。
利用期間は春・夏・冬と年3回。学生のお休みの頃に合わせているような感じです。
ちなみに今回の利用期間は2019年12月10日(火)~2020年1月10日(金)。期間は1ヶ月ほどでした。
1回あたりの有効期間は乗車日当日限りです。その日のうちならどこへ行っても大丈夫。
私はひとつ勘違いしていて、片道切符と思っていましたが、当日中ならば往復も可能です。
1回分2,410円で日帰り旅行を楽しめるのはありがたいですね。
さて、時間に余裕のある人の仲間入りをした私も早速この切符で出かけてみることにしました。
今回は友人は静岡から乗車。私は名古屋からです。
青春18きっぷは改札で当日の日付が入ったスタンプを押してもらい乗車します。
静岡から青春18きっぷで乗ってきた友人は、名古屋で一旦下車して改札を出ます。そこで合流し、改札入口で私の分のスタンプを押してもらいふたりで乗車します。
1枚の切符を複数人で使用し、違う駅から乗る場合は、一番遠くから来た人が途中下車する(それも改札を出る)必要があります。遠くからくる人にちょっとお手間かけてしまいますね。
さて、名古屋駅で無事合流し京都へ向かいます。途中乗り換えもありましたが、おんな二人旅です。久しぶりに会ったので積もる話もたっぷり。まわりにご迷惑にならないように小さな声であれこれと話をしているうちにまもなく京都駅に到着のアナウンス。
「ここから大阪って30分くらいみたいよ」
と何気なく口にしたら、
「大阪でたこ焼き食べたい!」
と友人。
ということで、勢いでそのまま大阪へ。
時間もそれほどないため、駅近くのたこ焼きやさんを探して…
大阪「はなだこ」でたこ焼きを食べる
小さな立ち食いカウンターのみのお店です。
あっつあつのたこ焼きをハフハフ言いながらいただきました。
おいしかった~
さて、京都へ向かおうと改札へ行く途中に
豚まんのお店551蓬莱
「ここの豚まんおいしいよね~」
と言ったら
「え~、そうなの?食べたい~、ちょっと買ってきてもいい?」
と。笑
551蓬莱の豚まんを初体験
1個でも買えるのですね。
1つ用の箱に入れてくださったそうです。
できたてのホカホカの豚まんを電車待ちの間にホームの隅でこっそりといただいていた友人。
「おいしかった~、おなかいっぱい」と
京都
ふたたび電車に乗って京都へ。
久しぶりの京都は外国人でいっぱい。びっくりです。
この日(1月6日)は仕事はじめの日ということもあり、日本人はなおさら少なかったのかしら?
行き交う人の会話に日本語が聞こえてきません。
和装をしている人を見ても外国人ばかり。
一瞬自分がどこの国にいるのかわからなくなるほどでした。
八坂神社
清水寺は改装中でした。(中に入ることはできます。)
ノムラテーラーでしあわせな時間
そして、今回の目的はこちらのお店
ノムラテーラー
四条にある手芸店です。
店先には金襴(きんらん)がたくさん並んでいます。
金襴は、金糸などで織られたとても豪華な生地です。
見ているだけでこちらの気持ちまで豊かにしてくれるステキな金襴がこのお店にはたくさん揃っています。
金襴をこんな風に額に入れて飾るのもひとつです。
お店には日本人だけでなく、外国人観光客も金襴を買い求めていました。
京都という土地柄でしょうか、和の生地がとても充実していました。
ふたりともこういったお店に入ると何時間でもいられるタイプです。
お店に入った瞬間、「はい、解散~」と、それぞれ気が済むまで店内を見て回りました。
ハンドメイド作品が飾られ、作り方のレシピもいただくことができます。
購入した生地は
金襴と、いろはにほへとの生地
裏地もきれい
小物用生地
早く作らないとまた生地だけが増えていく…
そして新年早々いろいろと
生地選びに時間をかけていたら、お昼を食べようと決めていた「九条ねぎうどん 萬屋」がランチ営業の時間が終わってしまい…
では、甘いものを食べよう、と「鍵善良房」に行ったらお正月明けのお休みの日。
「ぎおん徳屋」もお休みで…
京都ではおいしいものとご縁がないのかしら。泣
あきらめて、京都駅へ行ってから食べ物考えよう、ということになりました。
すると、四条から地下鉄に乗って京都へ着いた時に、友人が
「きっぷ、なくした…」 と、顔面蒼白
青春18きっぷを紛失!!
あら~
どこを探してもありません。
コートのポケットに入れていて、出し入れしているうちに落としたもよう。
パニックになっていました。
「大丈夫だから、おちついてー」と何度言ったことでしょうか。笑
最近、あれない、これない、は定番のお年頃、お互いさまです。
「新年早々厄落とししたと思えばいいじゃない~」
こんな時はもう慌ててしまって何が何だかわからなくなってしまうものですね。
この後も、友人は地下鉄の切符がない、スマホがないとあれこれ探すことになり…
青春18きっぷ以外はすべてみつかりました。
帰りはそれぞれ切符を購入して帰ってきました。ですので、名古屋で途中下車してもらうこともなく、この点はちょっと気が楽でした。
そんなハプニングがあったことで、食事をとる時間がなくなり、帰宅するまで何も食べずに帰ってくることとなりました。(たこ焼き食べておいてよかった~)
いろいろありすぎた思い出深い新年最初の日帰り旅行となりました。
みなさま、大事な切符はなくさないように気をつけてくださいね~